新規の利用者様とギター弾き語り

こんにちは!三階介護職員の細尾です!

今回は、初めてショートステイをご利用になられる方の前で、ギターの弾き語りを行いました。

初めてのご利用で、少し不安もあったのでしょう。居室から出ようとされませんでした。大勢の人が苦手、とも仰っていましたが、思い切ってリビングへ誘ってみました。

実は前日、不安そうな表情をされていた為、「歌はお好きですか?」と聞いてみた所、「はい、歌は大好きです。」と笑顔を見せて下さいました。「明日、ギターを弾けそうな時間があると思いますので、一緒に歌いませんか?」と伝えたところ、「本当ですか?嬉しいですね、楽しみです。」と嬉しそうな顔をされました。

“約束は守らねばならぬ!”との思いで、時間を作って弾き語りをしました。一曲目に、『春が来た』を歌い始めるや否や、涙を流され、涙を流したまま歌われました。歌いながらいろんなことを思われたのでしょう。その後も、「この歌はご存じですか?」と聞きながら、なるべく知っておられる歌を一緒に歌いました。

弾き語りを終了して1時間が過ぎた頃、ずっと居室から出て来られなかったその方が、歩行器を使い反対のユニットまで散歩をされたのです。音楽が少し、ご本人様の心を和ませたのだろう、と考えると、また私はギターを弾いて歌いたくなるのです・・・。